タクシー日記
タクシー施策と健康注視の点呼
タクシー施策と健康注視の点呼
タクシーのご利用誠に有難うございます。
少子高齢化対策のなかでGXやDXを活用
しながら地域公共交通機関として課せら
れた大きな使命を果たすために、
次の9つの施策が掲げられています。
・復活したインバウンド対応のための
外国人在留資格特定技能1号制度を活用
した外国人ドライバーの雇用
・「事業用自動車総合安全プラン2025」
に基づいた事故防止の徹底
・2050年カーボンニュートラル達成を
目指すEV等の普及促進(環境対策)
・ユニバーサルデザイン車両の普及に
よるケア輸送体制の整備
・妊婦応援や育児支援タクシーの普及
促進による子育て支援の促進
・乗合タクシーの普及促進による地域の
高齢者等の移動支援の推進
・地方自治体や地域の観光事業者と一体
となった観光地における二次交通構築
・利用者利便の向上及び需要拡大に向けた
スマホ配車の簡素化及び普及促進
・交通空白の解消に向けた日本版ライド
シェア及び公共ライドシェアの普及促進
さて、上記の2番目の事故防止についてです。
タクシー事故はコロナ明けから増加傾向
にあります。国土交通省の事業用自動車総合
安全プラン2025では、事故にかかわる目標が
定められています。これはこれまでの事故状況
を踏まえて2021年に設定された5年間目標です。
事故防止活動等は様々な角度から分析、対策を
図るものですが「健康起因の事故」にのみ
焦点を当ててもう少し書いてみます。
令和4年1月に東京都渋谷区において73歳の
運転者が「くも膜下出血」に至る予兆の意識
朦朧状態にて歩行者を次々とはねて死亡者1名
重傷者4名継承者1名、運転者は事故から
3ヶ月後に病院で死亡しました。
国交省では心臓疾患、脳血管疾患、視野障害
睡眠時無呼吸症候群などの対策ガイドラインや
マニュアルが整備されています。
これらをもとに日々の点呼等で運転者の健康を
見ながら聴きながら指導支援することこそ、
最も重要な運行管理者の仕事です。
運転の仕事は座りっぱなしなので、血流も悪く
なりがちです。最近の点呼では少しの体操や
ストレッチを日々の仕事の合間に少しずつ行う
ことの大切さを伝えています。