タクシー日記
NRSドライバー体験
NRSドライバー体験
平素はタクシーのご利用、誠に有難うございます。
NRSと略しているのは日本型ライドシェアのことです。
海外RSの弱点である事故や性犯罪が多くドライバーの
賃金が低い点を全部タクシー会社が管理する形で
制度設計したうえで、柔軟な供給が可能な日本型RS。
これは世界型(世界が見習う)RSと言う方もいます。
進化型RS、公共RSということもできます。
海外の私的RSは社保税金を納めないギグワーカーを
増やし、交通渋滞を促進、既存タクシーのみならず
バスなど先人たちが築き上げた日本の交通網を破壊
する元凶になります。
さて、その日本型ライドシェア、大阪では始まった
ばかりです。NRS参画意向すべての大阪のタクシー
事業者は6月に近畿運輸局から有償運送許可を受け、
担い手確保、遠隔点呼などの運行管理体制を構築
している最中です。「隗より始めよ」のとおり、
6月28日16時~20時、南タクシー代表である私は
自家用車で雨天の大阪の街へ、ライドシェアドラ
イバーを体験しました。7組のお客様をお供いたし
ました。売上は税込14000円ほど、これの50%が
ドライバーの収入となります(※各社により雇用
条件は異なります)
GOアプリによるNRSでは配車可能地域が限定され
ます。おおよそJR環状線の範囲内ですので、遠方
にお供したときは範囲内に戻らなければ次の配車
依頼を受けることができません。
通常営業では、遠方へのお供を終えて市内に戻る
ときに配車依頼が来ることもあります。とくに営業
区域外から区域内に実車で戻ることはドライバーに
とって非常に有難いです。
先日、国土交通省はNRSのバージョンアップを行う
と発表しました。雨天時の移動手段不足解消のため
1時間に5mm以上の降水量が予報される時間帯に
ライドシェア車両の使用を可能にするとのことです。
次回の私自身のRSドライバー体験は土曜日の0時から
4時、または雨天時に皆さまの移動の一助を担いたい
と考えております。