タクシー日記
RSはARE タクシー需給バランスは?
RSはARE タクシー需給バランスは?
タクシーのご利用誠に有難うございます。
前回のブログでライドシェアのことを書きました。
業界紙ではライドシェアをRSと略する表記を
見かけるようになりました。ではAREとは?
阪神タイガースがスローガンに掲げて実現させた
「優勝」であることは多くの方がご存じですね。
AIM・・・目標に向かって
RESPECT・・・尊敬の念を持ち
EMPOWER・・・力を与えながら
といった意味が合わさり「アレ」。うまく作った
なぁと思います。優勝しなかったらたぶん誰も注目
しなかった「レア」な言葉ですね。
ではこのブログタイトルのRSはAREとは?
ライドシェアは、
ABANDONED・・・見捨てられる
RISKY・・・危険な
EMPTY・・・中身がない
消費者権利は見捨てられ、犯罪の温床ともなりえる
危険な、安心安全の担保や中身のない運行管理。
思い付きで作りましたが的を射てますでしょうか。
タクシーは運輸局による管理・教育・連携を密に
しながら、日々国家資格者である運行管理者や整備
管理者が安心安全を担保できるよう大きな社会的
責任が伴う連絡網が確立されたもとで業務に従事
しております。自賠責は自家用車の7倍、車両自体
も前後24時間以上常時撮影のドライブカメラや
走行軌跡のトラッキング装置や無線など「犯罪を
しない・させない・持ち込ませない」ための機器も
備わっています。
タクシー事業者は(国交省の)認可事業者であり、
納税者であり、社会保険に始まる雇用関係が万全で
あり、労働組合もあります。相互にチェック機能が
作用するフィルターがあります。RS推進派の主張が
どういったものでアレ、タクシーとはA・R・Eの
度合いが全然違う!ということです。
さて、タクシーは供給不足なのでしょうか?
近畿運輸局や関東運輸局の需給状況判断では、
「都市圏のタクシーは約20%供給過剰」とのこと
です。交通圏によっては30%もタクシーが多いと
の判断を最近発表しています。
専門的な業界言葉は使いませんが、数学や統計に
強い方々が責任をもって発表する数値とはいえ、
この算定基準は現在のような需要「急回復期」に
はあまり適さないことも事実です。
そもそも、タクシー不足とは「いかなる指標が
どうなったときか?」という定義が無いんです。
これでは、統計データ無しの個人経験に基づく
話ばかりになってしまいます。タクシー不足は、
大都市、地方都市、郡部でくまなく起きている
のか、鉄道バスの運行状況や天候に左右されず
起きているのか。このあたりを運輸局の皆さま
が分析して「定義づけ」されることを望みます。