タクシー日記
大阪タクシー55割廃止、今夏にも
大阪タクシー55割廃止、今夏にも
いつもタクシーをご利用いただきまして、誠に
ありがとうございます。本日は利用者の皆様に
お知らせがございます。
この3月中旬に、共同通信社の取材を受けまして、
3月17日以降、いくつかのメディアで記事として
取り上げられました。取材記者からはタクシー
の現況全般について聞かれましたが、とくに
「タクシーは値上げするのか?」ということを
詳しく教えてほしいとのことでした。
今回は産経新聞の記事となったものを要約して
記載したく存じます。
5千円を超えた分の料金は半額「55(ゴーゴー割)
と呼ばれ、大阪で約20年続いてきた遠距離割引に
ついて、大半のタクシー会社が今夏にも廃止する
方針であることが分かった。燃料高や深刻な人手
不足が背景にあり、初乗り運賃の値上げ(初乗り
運賃は500円などど下がるが距離は短くなる)
と併せて国土交通省近畿運輸局に既に申請済。
安全の観点から過度な割引を問題視する運輸局も
認可する方針だ。
人手不足と燃料高に悩むタクシー業界。
大阪市生野区を拠点とする「南タクシー」も
5千円超半額の55割を廃止して遠距離の割引率を
下げる届出を国土交通省に提出した。大岡理人
社長は「長い距離を乗ってくれるお客様は貴重な
ので割引を続けたかったが、もう限界」と明かす。
同社では令和元年まで採用活動は校長で、46台の
車両に対し約100人の運転者が在籍していたが、
新型コロナウイルス禍で売上が急落、約20人が
離職した。所有台数の2倍以上の運転者がいて、
毎日1台が稼働する「1車2人」の状態が理想だが
その水準を切ってしまった。
新型コロナの制限緩和で繁華街がにぎわいを取り
戻しつつあり、タクシー需要も回復傾向だが、
今度は運転者が足りず、売り上げは落ち込んだ
ままだ。大阪タクシー協会によると、元年度の
タクシー運転者の平均年収は約400万円。
大阪府の男性労働者平均の3分の2程度で、2年度
はコロナ直撃でさらに100万円近く下がった。
求人応募は「数カ月に1人」と依然厳しく、大岡
さんは廃止する55割の割引分を、賃金を上げる
原資に充てたいとしている。
記事は以上ですが、少しコメントを追記します。
タクシー運転者には年金受給者が多く、年収の
平均値は常に低くなってしまいます。現在は、
お客様の需要にお答えできないほど供給が不足
する場面も多々あり、かなり稼ぐことができる
仕事であることに間違いございません。