タクシー日記
EVタクシー普及どこまで
EVタクシー普及どこまで
いつもタクシーをご利用いただき誠にありがとう
ございます。タクシーアプリ「GO」を展開するモ
ビリティテクノロジーズ(以下MoT)は昨日12月
12日「タクシーGX (グリーントランスフォーメ
ーション)プロジェクト」について記者会見を開催。
環境大臣を務めた小泉進次郎・丸川珠代両議員ほか、
タクシー事業者、関係者が多数集まり大々的に行わ
れました。 MoTは、
全国のタクシー事業者らと連携、 2031年までに
EVタクシー2500台をリースで供給、 また充電器
最大2900台を設置し、タクシー業界 の脱炭素の
大規模な実証を進める業界横断プロ ジェクト
であると発表しました。MoT中島社長は、
「運輸業界のCO2(二酸化炭素)排出量は全産業中
17%と大きな割合を占めています。街なかで日常的
に目にし、日常的に使うタクシーをEV化、タクシー
の脱炭素化は間違いなく人々の意識を変えます。
量・質ともにインパクトが大きく、日本の脱炭素化
のきっかけになります」と熱く語りました。
小泉進次郎議員は「仮に自分がEVをもってなくても、
タクシーに乗ったらEVだった。誰もがEVに乗った
ことがある状態になることが、自動車業界のEV化を
加速させる」、全国ハイヤー・タクシー連合会の
川鍋一朗会長は「タクシー業界がどの産業よりも
真っ先にカーボンニュートラルを達成する」と、
それぞれ意気込みを語りました。
タクシー2500台がEV化することによるCO2削減量は
年間およそ3万トン。これは東京ドーム800個分の
面積の森林を新たに作るのと同等の効果らしい。
また、GOアプリにはEVの指定、1回利用あたりの
CO2排出量と削減量も可視化することで、ユーザー
の行動変容を促すといいます。
MoTは、2030年にはEVタクシーが4万台まで拡大
すると試算しています。これは全国のタクシーの
5台に1台に相当する規模です。
当社も来年4月よりEVタクシーを2台導入します。
EVタクシーは過去にも運行させたことがあります。
2011年2月から2台、約5年間の運行でした。初代
の日産リーフでしたので航続可能距離に課題が
あったものの、LPガスと対比させたときのCO2
削減量はゼロ、ゼロエミッションなので環境に
負荷をかけないうえに、燃費も低コストで一石
二鳥でした。トヨタジャパンタクシーの登場で
EVタクシーについては、長らく様子見でしたが、
今般MoT社の取り組みに深く賛同する次第です。