タクシー日記
タクシー無線のお話
タクシー無線のお話
いつもタクシーをご利用いただきまして、
誠にありがとうございます!!
先日大阪タクシー無線センターの総会がありました。
年間の応答回数は47万回(前期比108%)であり
コロナ前の75%まで回復してきました。
スマホを使えない方がたくさんおられることを
考えますと大阪の街の社会的インフラを担っている
大阪タクシー無線には大きな社会的責務があります。
アプリは機械的配車ですが、タクシー無線は
「人の温もりがある配車」です。
知床遊覧船でのずさんな無線管理や、先般の某通信
キャリアの通信障害がいかに社会に影響を及ぼすか
を示してくれます。消防や警察、船舶では専用無線
がありますが、タクシーでも共同無線があります。
災害時の連絡には非常に活躍します。
古来人類は、遠くにいる人に連絡する手段として
のろし、ほら貝、忍者、早馬、伝書バトなどを
考えだし、ついに電話を発明、トランシーバー、
無線、スマートフォンと続いています。
通信の重要性はいつの時代も変わりません。
スマートフォン配車全盛時代ですが、スマホ配車を
利用できない人や、高齢者、子ども、目が不自由な
人などの交通弱者にとって「電話でタクシー呼ぶ」
すなわちタクシー無線はなくてはならないものです!
とはいえ、無線局を維持する経費も多大ですし、
アプリ時代に従来のタクシー無線をいかに活用
するかの課題に絶えず取り組んでいく所存です。