タクシー日記
ポストコロナのタクシーVSライドシェア
ポストコロナのタクシーVSライドシェア
いつもタクシーをご利用いただきまして誠にありがとうございます。
先日の全国タクシーハイヤー連合会の総会にて、
「ライドシェアと称する白タク行為を断固阻止」する
決議が採択され、タクシー業界は改めてポストコロナ
のライドシェア普及の警戒感を強く持っていること
を確認しました。
コロナによって一時停止になっていた、タクシーVS
ライドシェア(タクシー以外のもの)との闘いが再び
始まりそうな気配です。現在、都心部の一部地域、
時間ではタクシーが全然足りないという状況が発生
しています。コロナ前でさえ、供給が不足する状況が
一部で起きていたのですが、運転者がコロナ前の85%
ぐらいしか存在しない中「タクシー足りない」という
声をよく耳にしまして、耳が痛い思いでございます。
ブログ表題写真は韓国ソウル、通りゆくタクシーは
すべて実車またはカカオT予約車、つまりタクシーが
見つからない!という状況のものです。韓国における
タクシーVSライドシェアの闘いは、2018年後半から
激化していましたが、政府が仲裁に乗り出し、自家用
等によるライドシェア事業が認められるのは平日の
4時間の限定となりました(2019年3月)
カカオモビリティはタクシー業界との共存を余儀なく
されたわけですが、これでもって闘いが収束したとは
言えないと思います。韓国とくにソウルではコロナ前
と比べてカカオアプリの受注が312%も増えたという
話も聞きました。現役のドライバーさん、さぞや忙しく
タクシー会社も採用に頭を痛めていることでしょう。
ポストコロナ、日本のタクシーに話しを戻します。
これまで、需要が100まで戻らないのではないかという
心配をしていましたが、運転者が100→85になった今、
需要が85まで戻ればコロナ前と同じ水準といえます。
少なくなった供給で、ともすれば、コロナ前より供給
不足になっていると推測いたします。
「タクシーが無いからライドシェアをやろう」
「タクシーがないならキックスケートをやろう」
「タクシーおらへんし、相乗りやろか」
という流れが来てしまっています。
今年はタクシー生誕110年でもあります。
タクシーが相乗りサービスを提供する、乗務員採用を
しっかりやる、言葉は悪いですが、かき集める、
需要の多い時間帯に乗務員のシフトを合わせるなど
出来ることからやっていくしかありません。
ポストコロナのオンデマンド交通やおでかけ交通でも
タクシーがしっかり対応していかなければなりません。