タクシー日記
自転車で世界一周は「夢の力」
自転車で世界一周は「夢の力」
ようやく涼しくなってきました。
いつもタクシーをご利用いただき、
大変感謝しております、ありがとうございます!
さて、冒険家と聞いて皆さん誰を思い浮かべますか?
果敢に最高峰エベレストに挑戦した植村直己さん、
三浦雄一郎さんでしょうか。
リヤカーで世界一周した永瀬忠志もすごいですね。
先日、坂本達(たつ)さんにお目にかかりました。
自転車で世界一周しているお話を伺いました。
フランスから転校してきてたくさんのいじめや、
変わり者扱いされた小中学校時代。
そのとき父親が世界地図を買ってきて、学校なんて
いかなくてもいいよ。と言ったそうです。
この言葉で安心と将来への希望、自信を取り戻した
坂本さん。気が小さいことはいいことなんだよ、
それは用心深くて危険を察知できるから。と母親
からも言われ「東京-大阪550km」を自転車で走り
ミキハウス社就職後は会社や周りの応援を受けて
「自転車世界一周、43カ国を4年半かけて」を
実現します。今でこそインターネットでクラウド
ファウンディングですが、当時はスポンサー探しの
手紙を書きまくるという作業だったとのことで、
本当にそれは「夢の力」で成せることですね。
ギニアでマラリアにかかり、注射を3日で6本打って
死の淵から生還。しかしその6本は村全体が持つ薬
のすべてだったそうです。他人に、無償で、村人
全員で介護に当たってくれた経験なんて、本当に
普通はできないことですね。そのような経験談を
いくつも教えていただきました。
「あなたのバケットリストは?」と問われました
ので5つほど答えました。バケットとは英語で
棺桶という意味もあり、バケットリストとは即ち
「死ぬまでに自分がやりたいこと」を書き出した
ものです。坂本さんは12個ほどあって、1つ目は
「世界の言語を自由に話す」ということです。
私の1つ目は「家族はもちろん、自分の周りに
いる人たちを幸せにする」というやや具体性に
欠けるものですが・・・坂本さんのそれが一番
でないのはすでに幸せな家族があって、周りにも
たくさん奉仕活動で幸せにしているからです。
先のギニアでは現地の人々が最も必要とする水。
キレイな水、水を得るための井戸を掘る支援活動
に尽力されている坂本さん。
たくさんの良いお話を有難うございました!!