タクシー日記
台風一過、大阪市内の「道」に思うこと
台風一過、大阪市内の「道」に思うこと
いつもタクシーのご利用誠に有難うございます。
全国的に記録的大雨の台風10号でしたが、大阪
ではとくに目立った影響はなかったようです。
しかし全国では少なくとも100人あまりの方々
の負傷者が確認されました。気候変動の影響に
より台風の勢いが年々強まっているとのことです。
自然災害や交通事故は明日は我が身、自分事と
受け止めるよう日々の点呼で伝達しております。
また、今回初めて政府の「みんなで減災」という
ウェブサイトでハザードマップの確認など防災
対策、過去の大震災などを改めて振り返ることで
防災教訓を学びました。今後も活用いたします。
日本の輸送サービスは世界に誇る安全性を維持
している、と胸を張って言いたいところですが、
コロナ禍終息に伴う各交通機関需要の増加により
交通事故が増加しています。乗合バス、貸切バス
タクシー、トラックいずれの業態においても増加
しております。
タクシーは市街地どこでも走るので出会い頭事故
が多いことが特徴です。バスでは急ブレーキ等に
よる車内事故が多く、同じ公道を走るタクシーと
してはバスに急ブレーキを踏ませない運転をする
ように!ということも点呼等で指導しております。
大阪市内においてタクシーは24時間営業ですので、
深夜時間帯など街のパトロールの役割も果たして
います。路上で寝込んでる人や転倒したシニアカー
の救助、事故の目撃通報などタクシーは人命救助
や災害・犯罪(特殊詐欺等も含む)の未然防止に
活躍する場面もあります。
大阪市内は人口密集により道路は狭いと感じます。
作ったときは「飛行機の滑走路か?」と言われ、
大阪自慢(クルマ運転者から見て)の御堂筋。
ご存じのように歩道が拡張され、これまで多くの
お客様を乗降させた両側の側道がなくなってしま
いました。また、自転車通行帯も車道混在道路に
おける路面標示が多くその標示の上にタクシーが
乗降停車している場面を時々見かけます。
これは自転車やキックボードの通行の妨げとなる
ので、危険な停止となります。お客様へのお願い
がございます。タクシーの乗降場所のご指定は
もちろんお客様のご自由です。「ここに止まれ」
とおっしゃいましたら、その場所に止まります。
しかし、自転車通行帯や交通量の多い交差点での
乗降は多くの場合、後続車の妨げとなります。
例えば、降車場所をバス停にご指定いただけると
ありがたいです。バス停は安全に乗り降りできる
よう整備されているからです。
そのためにもタクシーとバス、とくにタクシーが
バスに道をゆずって日頃から仲良くしなければ
なりません。お読みいただき有難うございます。