タクシー日記
タクシーのようなバス、いよいよ運行開始!
タクシーのようなバス、いよいよ運行開始!
平素はタクシーをご利用いただきまして誠にありがとうございます。
私がこの業界に身を置いたころ、次のようなクイズを思いつきました。
「好きなところに連れて行ってくれて、こちらの要望も聞いてくれる人ってだーれだ?」
このブログで書いているので、答えはもうお分かりですね。
乗りたいときに乗りたい場所で乗れるもの、また降りたいとき・場所も自由なものといえば
タクシーですね、一方で市バスというのは「ほぼ乗りたい場所・時間に乗れて、ほぼ降りたい
場所・時間」で利用することができます。
ブログ表題のタクシーのようなバスというのは「自分が乗りたいところに迎えに来てくれる」
まさにタクシーの良いところをバスにも取り入れているからです。オンデマンド、需要に応じた
バスとして、午前6時から午後11時までスマートフォンの専用アプリを使って乗場・行先・希望日時
を指定して予約、バスを配車することができます。しばらくの間(少なくとも3カ月間)は電話での
予約も可能です。生野区と平野区の一部エリアに設置された既存のバス停やコンビニなど約200地点
で乗り降りができます。料金は市バスと同じ「大人210円・子ども110円」です。
走行中に別の利用者から予約が入ると、AIが自動で最短ルートを検索、効率的な”乗り合い”で運行
します。市内でも特に高齢者が多い生野区ですが、中心部でもバスは1時間に2本程度と利便性が悪く
課題となっております。出発式典で松井市長は「時代にあったかたちで市民の皆さんが使いやすい
かたちを目指します、高齢者の多い地域で生活が便利になるように。実証実験を成功させて全区での
運行も視野に入れる」等の挨拶がありました。
このオンデマンドバスは構造上、車椅子に乗った状態のまま乗り込むことができません。
南タクシーとしては6月30日までの期間「車椅子のままご乗車するという予約があったときに、箱型の
ジャパンタクシーという車両を使ってお迎えに上がる」という協力をいたします。
7月1日以降は車椅子のままご乗車の予約に限らず、南タクシーとして生野区で1台のみですが同じく
ジャパンタクシーでお迎えに上がることも予定しております。車椅子のままご乗車いただくにはスロープ
の設置等を伴いますので、現在乗務員を訓練しているところです。
料金は一般乗車と同じ「大人210円・子ども110円」です、この新たな乗り物が登場することをきっかけ
にお出かけの機会を増やしていただければと思います。ありがとうございます。